2001/7/31
わたる
フランス人って不潔!?
「フランスの男の人って、くさいからいやなのよね。」
これは、フランスによく遊びにくる日本の女友達の口癖だ。
「うん、そうかもね。」
などと適当に相槌をうっていると、今までの鬱憤をはらすかのように、
早口になってまくしたてる。
「フランスのトイレって、手を洗うこともできないことが多いじゃん。
あれも信じられないよね。それから、マルセイユなんか犬のフンばかりで、
歩いているだけで服ににおいがしみつくってかんじだもんねー。もうサイテー。」
最後には、
「フランス人ってやっぱ、肉食人種だから日本人みたいな繊細さが、ないんだろーね。」
と、問題発言になりそうなことをいう。
彼女のいうことは事実だし、僕自身そう思うこともよくある。例えば、
ふろに1週間入らないやつなんか結構いるし、ある友人は女の子とデートに行くとき以外、
ほとんど歯をみがかない。高校の寮にいたとき、
となりのベッドにいたやつはほとんど靴下をとりかえることがなかった。彼は、
毎朝、体につけるよりも靴下にデオドラントをつけていた。それを不思議に思い聞いてみると、
「デオドラントをつけるときたない靴下もこうして洗いたてのようにきれいになるんだ。」
と、明快に答えられ、開いた口がふさがらなかった。
(ちなみにフランス人みんながこんなことやっているとは思わないでください。)
このたぐいの話の中で一番凄まじいのが、
ある友人1がちょっとヒッピーぽい友人2の家に夕食を招待されたそうだ。
夕食前でまだ汚い皿が残っていたのを目にした友人1は、その友人2に皿洗いしようか、
と聞くと、彼は、
「気にしないで。」
と言いながら皿をトイレに運んだ。不思議に思った友人1は、彼についていくと、
なんと皿を便器の中に置き、水を流しながら、
「頭を使えばトイレだってクソする以外になんだって使えるんだ。」
と、言ったらしい。さすが(?)のフランス人の友人1もそれには驚き、
食欲が全然湧かなくなってしまったらしい。
このような話は例外中の例外だし、フランスにも清潔好きな人も当然いるが、
一般的にみて日本人のほうが清潔好きだという印象を受ける。